バス風景を行く [12]

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56 連節バス今日も若さで満員 

南草津駅―立命館大学 (近江鉄道)

近江鉄道連節バス

大阪通勤圏の南草津駅。ここに京都で名高い立命館大学、びわこ・くさつキャンパスが存在する。

駅は大阪から遠く離れ滋賀県ではあっても大阪の郊外地。次々と電車が到着すれば、次々と大学生がバスへと吸い込まれていく。当然連節バスは意欲を発揮して発車していく。

駅発車して南へと商店街から住宅地、外は次第に緑が濃くなってくる。国道1号線、そして名神高速渡ると立命館大学キャンパス内に入り込む。体力作りにグラウンドで走る若者を見て終点のバス停に到着。一挙に降車してそれぞれの校舎に向けて足早に去っていく。

東京の狭きキャンパスはビルのように背高なのに相反して関西の郊外の大学は皆、広き緑の森に囲まれたキャンパスが多い。この立命館大学もその一つだが、澄んだ空気の中で学び世の中に役立つ社会人なるよう願ってやまない。


<2017年 5月掲載>

57 日本最後の営業用トヨタのボンネットバス

水俣産交―水俣駅―湯の児湖温泉 [九州産業交通(産交バス)]

九州産交ボンネットバス

ボンネットバスが全滅に近くなった頃1976年現在、九州産業交通が九州では唯一ボンネットバスの保有があり熊本県の全域の各営業所に少数ながら存在し合計で20〜30両の活躍があった。いすゞの他、その半数がトヨタであったが翌年1977年の年度末には全体で5両まで縮小され、トヨタも1両水俣営業所に生き残った。

1978年夏に全廃となり熊本市内でセレモニーも行われた。

写真は水俣市内から八代海をバックに湯の児温泉へ向かう有終の美のワンシーン。

知られていなかった同温泉も今では多くの観光客や当時客が訪れ訪れ、バス運行も本体の九州産業交通から産交バスが水俣市から委託され、「みなくるバス」と銘打って水俣市から委託運行されている。

当時同車が運行していた路線はこの湯の児温泉線の他、中屋敷線なども「みなくるバス」として存続している。


<2017年 8月掲載>

58 信州フルーツライン

篠ノ井駅−篠ノ井−松代郵便局−松代 [アルピコ交通]

果樹園を行くアルピコバス

1998年冬季オリンピックの会場となった篠ノ井。
篠ノ井駅を東へ、国道18号線をまたぐと川中島古戦場やオリンピック会場だったオリンピックスタジアムをかすめる。更に進めば一面が果樹園となる。

リンゴ畑の他に、もも、ブドウ畑のジャングルをくぐり抜け、フルーツの香りが広がり道路にも飛び出している。近年では心ない一部の者のために、このような景観も少なくなってきた。

高速道路、上信越道をくぐり、松代駅を経由して松代高校前に到着。松代駅とは廃線となった長野電鉄屋代線の駅跡。近辺は果樹園の他にホテルや国民宿舎に加え日帰り施設もある松代温泉があり、静かな長野郊外のひとときを楽しみたい。


<2017年 8月掲載>

59 放牧されている馬と濤沸湖

網走駅一原生花園一斜里駅 [網走バス]

湖畔の草原を走る網走バス

網走市と小清水町にまたがる濤沸(とうふつ)湖。小さくで見えづらいが、背後に馬が草をはむ姿が見え、家畜の放牧でも名高い。付近は風光明媚で原生花園のパイオニア的存在の小清水原生花園が東側に位置している。

ここへは網走駅から網走バスで斜里行、または小清水行で30分。ほぼ一時間に一本程度運行されている。当然観光バスも数多くやって来る。

濤沸湖は網走国定公園に含まれ白鳥も飛来し、もちろんラムサール条約にも登録されている。美しい花々に囲まれていれば一日いても飽きない。

北側にはオホーツク海、西側には藻琴湖があり、こちらへ移動中にクマが道路を渡る姿を目撃した。近辺で同じく見かけた人が複数いて、周辺各地からパトカーの出動、小学校校庭から子供の姿は消え。軽トラックでクマ出没の看板立てるなど騒動となった。

道内一人での行動は、冬以外クマに注意が必要。


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<2017年 8月掲載>


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