バス風景を行く [11]

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51 新ターミナル「バスタ新宿」

新宿駅新南口(JR線路上部)

発車案内ディスプレイ

4月4日、バスタ新宿が開業した。新宿駅周辺に点在した高速バスのバス停を集約し、利便性を高めた。バスタ新宿は甲州街道に面し、JR新宿駅の新南口の上にある。
詳細は別ページにまとめました。
(報告: 戸嶋会員)


<2016年 9月掲載>

52 今年も残り少なく、イルミネーションで街が輝く

[た61] たまプラーザ駅~美しが丘5丁目~あざみ野ガーデンズ~たまプラーザ駅 (東急バス)

たまプラーザ駅前

「今年も残り少なくなった。」なんて言葉と同時にイルミネーションの輝きが街の至る所で目に映る。美しき半面、せわしない気分になってしまう。
横浜市郊外、多摩田園都市を代表する東急たまプラーザ駅に降り立った。駅直結のたまプラーザテラスからノースプラザ、北口バスターミナルすべて改札から雨でも傘をささずそのまま歩ける。冷暖房完備でバス待ちができ着車と同時にのりばドアが開き乗車。利用者優位のターミナル。
外に出るとその駅名のとおり広場が美しく広がる。その先に東急百貨店が構え帰宅前の買い物客でにぎわう。そして光の集団の中からバスが次々とやってきてはターミナルに入り込み次々と発車していく。バス車内はTokyuロゴ入りバック手にした乗客が乗っている。美しい住宅街の年の瀬だった。


<2016年 11月掲載>

53 黄葉の青梅街道

[王78] 新宿駅西口~東高円寺駅~王子駅 (東京都交通局)

東高円寺駅付近

東京都のシンボルマークであるイチョウ、都営バスのフロント中央にも銀色のイチョウのエンブレムが取り付けられている。
都庁のある新宿と郊外の青梅を結ぶ都道5号・新宿青梅線、通称「青梅街道」には街路樹としてイチョウが植えられている区間がある。東高円寺駅付近もその一つで、毎年11月後半から12月にかけて葉が黄色く色づいた美しい光景を見ることが出来る。
現在この付近を通る都営バスは新宿~王子間の王78のほか、新宿~新代田の宿91と新宿~杉並車庫間の出入庫系統がある。ほかに関東バスが中野~吉祥寺間の路線を運行している。(福本)


<2016年 12月掲載>

54 住宅地の中を行く謎の(?)路線

[臨海28乙]葛西駅前~富士公園~コーシャハイム南葛西 (東京都交通局)

富士公園

江戸川区南部の南葛西地区は多くの戸建て住宅や団地があるが、JR京葉線・葛西臨海公園駅、地下鉄東西線・葛西駅のどちらからも距離が有り、都営バスが住民の貴重な足となっている。この富士公園経由の路線は、臨海車庫の出入庫という性質が強く、不規則な間隔で平日のみ一日7往復運行されている。
都営バスの路線は原則として全路線が東京都交通局発行の路線図「みんくるガイド」に掲載されているが、この路線はどういう理由か不明だが2016年4月版でも掲載されていない。途中にはこの路線だけが通る停留所が2ヶ所有るが、それらも路線図上に見ることは出来ない。最近までは交通局の運行情報サイトtobus.jpでも全く無視されていた。
かつては葛西22系統の出入庫という扱いだったが現在は臨海28乙(一之江駅前~臨海車庫)の支線として、tobus.jpで経路、時刻表やリアルタイムの走行位置情報を見ることが出来る。LED方向幕には「富士公園経由 葛西駅」の様に表示されており系統番号の記載は無いが、停留所掲示の時刻表には系統番号が明記されている。(福本)


<2017年 1月掲載>

55 東京と千葉県の東端を結ぶ路線

銚子犬吠埼―山田―東京浜松町 [千葉交通]

富士公園

4月の新学期とともに新入生や新社会人を見かけるようになるが、同じ時期に見かけるこいのぼり。近年住宅地ではめっきり見ることができなくなったが、郊外地では鯉たちの数も増えてよりいっそう大きくなった姿を見かけるようにになった。
千葉県郊外、山田バス停。一般路線よりもコミユニティバスと高速バス主体のバス停、いかにも現代の地方バス停。道の駅併設のバス停。ここにも仲良く並び、また美しく泳ぎ競うこいのぼりがあった。
やって来たバスは銚子犬吠埼発東京行き高速バス、犬吠号。東京から千葉県東部への観光として活躍しているが、この近辺の鉄道から遠い地区にとって東京への重要なアクセスとして重要な存在。近年共通カラーが増えたが、千葉交通オリジナルデザインのバスが東京へ地元客乗せて発車していった。
(Taka)


<2017年 4月掲載>


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