バス風景を行く [7]

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31 晩秋のタ焼小焼

西東京バス (京王八王子駅ー夕焼小焼ー陣馬高原下)

Yuuyake Koyake

京王八王子駅を出発したバスはターミナル左へ、東京のベッドタウンとあってか、多くのバスが出発しかつ多くのバスとすれ違う。もう一箇所のJR八王子駅も立派なターミナル。
陣馬街道を西へとバスは進んでいくが目の前には紅葉で染まった山々が迫ってくる。普段は都会の変哲のない路線バス。週末で晩秋となると車内はリュック背負ったハイカーでいっぱい。道幅は次第に狭くなりながら北浅川沿いに。
ます釣りを楽しむ人々を見ながら夕焼小焼に到着。童謡で有名にもなりバス停北側に夕焼け小焼けの碑が立つ。更に上り坂が急になって終点陣馬高原下到着。下車した乗客はそれぞれの目的地へ歩いていく。

この先は陣馬山、和田峠神奈川県境となるが峠下ったクライマックスは青い相模湖が広がる。

夕焼け小焼け号、写真のボンネットバスは現在は運行していませんが、在来車両での運行で路線等は変更ありません。(高橋)


<2012年10月掲載>

32 バスツアーの昼食後 〜富士五湖、河口湖畔

日本中央バス

Nippon Chuo

団体旅行で昼食となると、お土産屋さんの二階に通されることがよくある。これは我々「日本バス友の会」2012年バスツアーでのヒトコマ。湖で取れた魚や近くの山で採った山菜など味わい、お腹も満足してふと窓から外を眺めると美しい風景に我を忘れることがあったりする。
ここは富士五湖で一番標高が低く、最も賑やかな河口湖畔、河口湖大橋に程近いあたり。バス好きであればその傍らで走り行くバスに目が行かないわけが無いだろう。
各地からやってきた観光バスが目の前を通る姿も楽しい。写真のバスは群馬県からやって来た日本中央バス。観光バスだけでなく富士急山梨バスが運行する乗合バス、レトロ風の観光地を走り行く路線バスなどなど、見とれているともはや集合時間となってしまった。(高橋)


<2012年11月掲載>

33 室生寺〜長谷寺臨時バス

奈良交通

Narakoutsu

女人高野の別名で知られ国宝の五重塔を持つ室生寺(宇陀市)、険しい斜面に立ち、春は牡丹が秋は紅葉が美しく本堂が国宝となっている長谷寺(桜井市)。奈良東部を代表するこの2つの寺院、距離はそう離れていないものの公共交通での連絡は余り便利ではない。
県内ほぼ全域を営業エリアとする奈良交通は、季節ごとに観光客の流動に合わせ臨機応変に臨時バスを運行している。この室生寺〜長谷寺間も春の牡丹の季節と秋の紅葉シーズンの土曜・休日に両寺を45分で結ぶ直行バスが設定されている。かつては大型観光車が使用されたこともあったが、今秋の運行には中型観光バスが使用された。乗場には行先の書かれた専用のポールも用意されていた。運賃を支払う際に、下車後の寺院で使用出来る拝観料の割引券も貰える。
臨時路線だが、他の路線同様にIC乗車券Ci-CaやPiTaPaなども使用出来る。車載器が搭載されていないので、室生寺側の停留所に待機している一般路線車の機器を使用して収受していた。2012.11.24室生寺にて。(福本)


<2012年12月掲載>

34 信貴山朝護孫子寺参拝バス

奈良交通(信貴山下駅〜信貴山門)

NARAKOUTSU Shigisan

約1400年前に聖徳太子が伽藍を創建し、自ら名付けたという「信貴山」の朝護孫子寺(奈良県生駒郡平群町)、新年は各地からの多くの初詣客で賑わう。
以前は東側の信貴山下駅からのケーブルカーが参拝客を運んでいた。西側のケーブルカーが出来て東側のケーブルカーは利用者が減り、廃止されて奈良交通のバスに変わった。
大晦日の夜から元旦にかけてはバスも終夜運行され、年初の数日間は臨時バスが増便運行される。臨時バスの時刻は、年末になると奈良交通や朝護孫子寺のWEBサイトで案内される。
写真は信貴大橋を渡る信貴山下駅行きのバス[2013.1.8撮影](福本)


<2013年 1月掲載>

35 大島から伊豆半島眺めて

入出港地〜三原山温泉〜(新火口展望台)〜三原山頂口 大島旅客自動車(株)

Ohshima-Bus

伊豆七島を代表する大島。寒椿は早春、島のトップシーズンとなり一年中で一番にぎわう。船を下りて港からバスに乗って坂をぐんぐんと上り椿咲くつばき街道は道の両側に咲き乱れる。登ったところにさぞかし眺めの良さそうな温泉、三原山温泉に立ち寄る。放牧されている馬の姿がしばらく見受けられる、看板の説明のひとつでは沖縄与那国島育ちで遠く南の島からやってきたようだ。
やがて新火口展望台バス停に、窓からもわずかに煙を吐いた三原山が左側に大きく姿を現す。右側には伊豆半島、そして富士山が意外にも目の前に見える。まもなく終点、三原山頂口。降りた乗客は三原山頂上目指す。火口の周りを歩いて眺める有名なお鉢めぐりに登っていった。
バスの塗色は東海汽船時代から大島バス(大島旅客自動車)になってレモンイエローの一色となった。(高橋)


<2013年 2月掲載>


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