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バス娘が旅する東京 〜都営バス編

第1回 「草63」で池袋から浅草まで途中下車の旅


はじめに 〜日本バス友の会 宮津 嶺 会員No.1959

writer
作者はこういう人です(自画像)
最近若者のクルマ離れが進んでいる、というニュースを聞く。しかし一方では、「鉄子」などという言葉をしばしば耳にする。男性のクルマ離れは進んでいるかもしれないが、バスに限らず、乗り物が好きだという女性が増えてきているのではなかろうか。
そういう私も、バスが好きな人間のひとり。数少ない女性バスファンとして、今日も東京をうろうろしている。
今回は、過酷バス旅の私にしては珍しい、普通のバス旅だ。
紹介する「草63」は、私が都営バスの中で1・2位を争うくらいお気に入りの路線である。


【路線概要】

  • 系統:草63(池袋駅東口〜巣鴨駅〜西日暮里駅〜三ノ輪駅〜浅草寿町)
  • 運行事業者:東京都交通局
  • 運行頻度:1時間あたり4〜5本(とげぬき地蔵までの区間便あり)
  • 所要時間:巣鴨駅まで約20分。西日暮里駅まで約40分。
  • 全線で約60分。
路線案内 (東京都交通局公式サイト内)
運行情報・時刻表 (東京都交通局公式サイト内)

池袋駅東口から乗車

KUSA-63
池袋駅東口にて
2010年9月20日月曜日。敬老の日だ。
池袋駅東口は、相変わらず人がすごい。
しかも、今日はお彼岸。バス停にはいつも以上に長蛇の列ができている。
バスも遅れているみたいだし、大丈夫なのだろうか。
不安でいっぱいのスタートになってしまった。


まずは、とげ抜き地蔵前で下車

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地蔵通商店街
まず降りたのは、「とげぬき地蔵前」。
「巣鴨地蔵通り商店街」のスタート地点だ。ここには、巣鴨名物の塩大福や赤パンツだけでなく、さまざまなお店が並んでいる。見ているだけでも十分楽しい。
そうそう、とげぬき地蔵尊高岩寺の参拝もお忘れなく。ここには水をかけて洗うとその箇所が治るとされる「洗い観音」なる観音様がいる。
「全身を洗いたい!」と考える私は、ちょっと図々しいかな?
建て替え中の巣鴨自動車営業所を左手に、巣鴨を出発した。



次は「団子坂下」で下車

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谷中・江戸千代紙の店「いせ辰」
次に降りたのは、「団子坂下」。
停留所からすぐのところに「いせ辰」というお店があるので紹介したい。
いせ辰では、和柄の千代紙や手ぬぐい、ハンカチなどを売っている。
私がこの店の商品をお勧めする理由は、とにかく模様がいい感じなのだ。 派手でもなく、地味でもなく、ひっそりと存在感をアピールできそうな模様が数多くある。
私もハンカチを使っているが、モノ持ちもいいし、お気に入りの一枚だ。


3番目の途中下車は「荒川区役所前」

Arakawa Firestation
荒川消防署
画面右下、玄関脇にミニチュア消防車が。

ここに名所があるというわけではないのだが、子供のいる方にはお薦めだ。
停留所のすぐ横は消防署、向かいは警察署で、消防署の前には消防車のミニチュアがある私も座りたかったが、歳を考えて見るだけにした。しばらく観察していたが、子供を連れて散歩するお母さんたちの良いたまり場となっているようだ。


都電もすぐ近くに

Tram Arakawa Line
都電荒川線、進行方向には建設中のスカイツリーを望む。
更に、ここの停留所はもうひとつ良いことがある。
それは、都電荒川線がバス路線の近くを通るのだ。線路にちょっと顔を出せば、建設中の「東京スカイツリー」と荒川線がセットで眺められる。都営バスだけでなく都電も好きな私には、うってつけの途中下車停留所となった。


最後の下車は「浅草公園六区」

Asakusa Hanayashiki
商店街の後ろにレトロな遊園地「浅草花やしき」の遊具が見える。
そして最後に降りたのは「浅草公園六区」。今回は、ここから歩いて浅草寺へ向かう。仲見世の人込みを通らずに参拝できるのがありがたい。ここ六区には、実にさまざまな施設が立ち並んでいる。真剣に見ようと思ったら六区だけで1日が終わってしまうので、通り抜けるだけにしておこう。
今回は、六区ブロードウェイと浅草花やしきの横を通ってみた。誰かが楽しそうにしているのを見ていると、不思議とこちらまで温かい気持ちになる。


締めは浅草寺参拝

Kaminarimon
雷門前を走る都営バス。
浅草寺で帰り道の安全を祈り、今日の旅は終了。
おみやげは定番の「人形焼き」だ。仲見世入り口に近くなるほど値段が安くなるから、たくさん買う人は入り口で買うことをお勧めしよう。
とまあ、このような感じで東京をほっつき歩いている。私のバス旅録を見て、「私も行ってみようかな…」と思う方がいらっしゃったら、なによりだ。 (この回おわり)

編集部注:当路線の浅草側は浅草寿町が終点。降車終了後回送となり、折返しは雷門一丁目が起点、浅草雷門経由で浅草一丁目より往路と同じルートになる。